47 :1-2:04/04/28 01:34 ID:dCuQscb3
「あくぅっ、ぅくっ、ふっ……」
北条は必死に柱にすがりつく。
爪がキリキリと漆黒に塗られた板目に食い込むが、北条自身は全く自覚してはいなかった。
「ぅふっ、ふっ……ふ、ふあぁっ、あぁあっ!」
背後から、男が己の尻を犯し貫いている。
身に纏っていた衣服は乱れ、帯がなければすでに床に滑り落ちていた事だろう。
女物の、可愛らしい柄と明るい色の着物。
「……いいか、北条……気持ちいいのかっ?!」
また男が自分を揺さぶりかける。ちゅくっ、と結合した尻穴から音が立った。
「はっ……はいぃっ、っぁ、ああっ……気持ち……気持ちいいで……すっ、
んっ、んんんっっ!!!」
すでに一度、腸内にこの男の白濁した精液を注ぎ込まれているのだ。
またそこをかき回され揺り動かされる事で、奥深くに粘りついていたそれが
たらりと中を滑り落ちて、男の挿入に程良い湿り気を与えている。
「わたしの……わたしのお尻がぁっ、ぁああっ、熱いぃっっ・……」
衆道の契りはついぞこれまで経験した事はなかった。
己のこの容姿である。今までも幾度、そうした申し出やあからさまな視線を受ける事はあった。
立身の為ならと喜んで体を差し出す者、出世の為ならと本心を押し殺して受け入れる者も多い世界。
しかしその中で、だからこそと思うところもあったのだ。
わたしはわたしである、と。
「あぁああっ、っああっ、っは……んんんっ、駄目っ……!」
パン、と平手が軽く尻たぶを張った。数回、また続く。
「あくぅっ、ぅくっ、ふっ……」
北条は必死に柱にすがりつく。
爪がキリキリと漆黒に塗られた板目に食い込むが、北条自身は全く自覚してはいなかった。
「ぅふっ、ふっ……ふ、ふあぁっ、あぁあっ!」
背後から、男が己の尻を犯し貫いている。
身に纏っていた衣服は乱れ、帯がなければすでに床に滑り落ちていた事だろう。
女物の、可愛らしい柄と明るい色の着物。
「……いいか、北条……気持ちいいのかっ?!」
また男が自分を揺さぶりかける。ちゅくっ、と結合した尻穴から音が立った。
「はっ……はいぃっ、っぁ、ああっ……気持ち……気持ちいいで……すっ、
んっ、んんんっっ!!!」
すでに一度、腸内にこの男の白濁した精液を注ぎ込まれているのだ。
またそこをかき回され揺り動かされる事で、奥深くに粘りついていたそれが
たらりと中を滑り落ちて、男の挿入に程良い湿り気を与えている。
「わたしの……わたしのお尻がぁっ、ぁああっ、熱いぃっっ・……」
衆道の契りはついぞこれまで経験した事はなかった。
己のこの容姿である。今までも幾度、そうした申し出やあからさまな視線を受ける事はあった。
立身の為ならと喜んで体を差し出す者、出世の為ならと本心を押し殺して受け入れる者も多い世界。
しかしその中で、だからこそと思うところもあったのだ。
わたしはわたしである、と。
「あぁああっ、っああっ、っは……んんんっ、駄目っ……!」
パン、と平手が軽く尻たぶを張った。数回、また続く。
48 :2-2:04/04/28 01:35 ID:dCuQscb3
痛みはない。
だが叩かれる事で、ふらつく体を支えていた脚が揺れてしまう。
「あ、あっ、ああっ、駄目っ、あ、あう、あうぅっ!」
つま先が布団を滑る。股が自然と、更に男を深く受け入れる様に開いて行く。
くく、と男の意地悪い笑みが聞こえた。
「駄目……ゃ、いやです、いやです双厳さまっ……
お、お願いです・………………意地悪しないで……」
哀願の声がいやらしい。甘くなってしまった声に、自分の頬が更に熱く染まってゆくのが分かった。
(ああっ……わたし、わたしは男の子なのに・……)
自分を弄び嬲る、この男がとてつもなく愛しい。
己に潜められていた、こうした特異な嗜好――女人の衣をまとう事で、
自分がまるでそのまま女となってしまった感覚……いやそれだけではない。
そうして欲情し、あまつさえ同じ男に抱かれ嬲られ貫かれる快楽を感じてしまう、そう願う欲求。
頑なに否定してきたものが、たかが衣服を変えただけで己を易々と支配してしまうのだ。
「ああっ、あああっ、そ、双厳さまっ、ぃ、ぃいいっ!」
円を描く様に腰を使われ、ぴっちりと収まった怒張が狭い腸内を焦らし嬲る。
北条は甘い悲鳴をあげた。
――この男はそんな自分を見破ったのだ。そうして受け入れてくれたのだ。
北条を知りながら、このわたしをも愛してくれている。
「双厳さまぁっ・…………す、好きぃっっ!!!」
感極まった北条の、そびえたつ男の証から、びゅくびゅくと精液が跳ね飛んだ。
痛みはない。
だが叩かれる事で、ふらつく体を支えていた脚が揺れてしまう。
「あ、あっ、ああっ、駄目っ、あ、あう、あうぅっ!」
つま先が布団を滑る。股が自然と、更に男を深く受け入れる様に開いて行く。
くく、と男の意地悪い笑みが聞こえた。
「駄目……ゃ、いやです、いやです双厳さまっ……
お、お願いです・………………意地悪しないで……」
哀願の声がいやらしい。甘くなってしまった声に、自分の頬が更に熱く染まってゆくのが分かった。
(ああっ……わたし、わたしは男の子なのに・……)
自分を弄び嬲る、この男がとてつもなく愛しい。
己に潜められていた、こうした特異な嗜好――女人の衣をまとう事で、
自分がまるでそのまま女となってしまった感覚……いやそれだけではない。
そうして欲情し、あまつさえ同じ男に抱かれ嬲られ貫かれる快楽を感じてしまう、そう願う欲求。
頑なに否定してきたものが、たかが衣服を変えただけで己を易々と支配してしまうのだ。
「ああっ、あああっ、そ、双厳さまっ、ぃ、ぃいいっ!」
円を描く様に腰を使われ、ぴっちりと収まった怒張が狭い腸内を焦らし嬲る。
北条は甘い悲鳴をあげた。
――この男はそんな自分を見破ったのだ。そうして受け入れてくれたのだ。
北条を知りながら、このわたしをも愛してくれている。
「双厳さまぁっ・…………す、好きぃっっ!!!」
感極まった北条の、そびえたつ男の証から、びゅくびゅくと精液が跳ね飛んだ。
(完)