ショタとお兄さんでエロパロ 保管庫@ ウィキ

後輩が殴られる話

158 : TT : 2010/08/28(土) 01:08:11 ID: 167kcs4R

    【後輩が殴られる話】


    だんっ、だんっ、とリズミカルに木製の床を叩くボールのドリブル音。
    足首の急緩ある運動に、靴底が発砲スチロールの擦れるような摩擦音を立てている。
    重力を身体の左側に感じる。右足の付け根に鋭い痛みを感じて、俺はうめいた。こめかみにボールがバウンドする振動が伝わってくる。

    俺は今コートの横で寝転がされていた。動揺する仲間の声が周りでざわざわ聞こえた。
    冷えてきた汗がべたついて、ユニフォームを着ているのが気持ち悪い。
    試合の音が遠くなっていく。まだ、試合は終わってない。立たなきゃ、立ってプレイしないと。
     「東野、まだ寝てろ。」
     誰かが起き上がろうとした俺の胸を押さえた。痛くて堪らない右足の患部に誰かがコールドスプレーをかける。
    転んだとき頭も打っていたのか、視界が二重三重になってぶれる。
    ――俺、早く、コートに戻らないと・・・じゃないと、先輩・・・。
    やかましい蝉の鳴き声に入れ替わるようにして、サイレンの音が体育館に近づいてきた。


    病院に運び込まれた俺は、ひと通りの精密検査を受け、頭に異常がないことを確認された後家に帰された。
    頭には軽いこぶが残ったままだった。
    今日のプレイングはお粗末なものだったと、自分でも思う。明らかに余計な力が入っていた。
    飛び上がりすぎてバスケットにぶつかったのも張り切りすぎたからだ。
    あの人にいいところを見せようとばかり考えていたせいで、周りが何にも見ていなかった。
    明日、ちゃんとみんなに謝らなきゃ。俺はまだ若干痛む足と頭をベッドに放り出し灯りを消した。

159 : TT : 2010/08/28(土) 01:10:05 ID: 167kcs4R
    そして次の日の放課後。
    「お前、当分様子見で見学な。」
    「ええっ! でも、俺、大丈夫だって言われたし・・やっぱり練習したいっす・・。」
    俺の必死の抗議を無視して、主将は練習に戻ってしまった。
    足首も頭も大丈夫なのに、練習させてもらえないなんて。理不尽すぎる。
    もしかしてこれは考えなしの危ないプレイをしたことへの罰なのだろうか。

    「おい、そこ、邪魔だから。」
    「す、すす、すみませ・・・あ、森尾先輩・・。」
    振りかえると、両手いっぱいにバスケットボールを抱えた三年の森尾先輩が、
    190センチの長身から俺を見下ろして立っていた。
    「なんだ、東野。もういいのか?」
    「かっ身体は昔っから頑丈なんでだいじょうぶっす!」
    「そっか。」
    対して興味がなさそうな返事をした森尾先輩はボールを抱えながら倉庫の方に姿を消した。
    「あ・・先輩、待って・・。」
    ごめんなさい、の一言も言えなかった。
    森尾先輩とはその日はそれっきりで一度も会うことはなかった。
    俺がいくら探しても、森尾先輩は見つからなかった。

    俺は一日中みんなが一生懸命練習しているのを傍らで見学していた。
    森尾先輩はやっぱり怒っているだろうか。それとも、ざまぁみろと心の中で俺を嘲笑っているのだろうか。
    俺はどちらがいいかと言われると、後者の方がずっと気が楽に思えて仕方なかった。
    だって、俺のせいで、森尾先輩はもうコートに立てないのだから。

160 : TT : 2010/08/28(土) 01:14:07 ID: 167kcs4R
    日本人離れしたバスケットボールのプレイテクニックを持った中学生がいると当時噂になっていた私立中学校に、俺は入学した。

    頭の出来の悪い俺が、学力の高い奴らばかり集まるこの学校にわざわざ入学した理由は、親が無理やり決めたからだった。
    文化祭の体育祭すら無い堅苦しい進学校に俺の活躍できる居場所なんてなくて、部活動を決めるときも
    半ば適当にバスケットボール部、と用紙に記入した。

    どうせ帰宅部になるつもりだけれど一応書いとこう。そんなつもりだった。



    体験入部当日、当時160センチにも満たなかった俺はまず、部員の中でもひときわ目立つ森尾先輩の
    山のような高さに思わず竦んだ。
    中学2年生にして180センチ近くに達していた森尾先輩は、高校生を通り越してもしかしたら大学生でも通るんじゃないかと俺には思えた。
    「おいおい、恐がんなって。・・お前、名前は?」
    「ひ、ひひひっ東野っすっ! よろしくお願いしま、しますっ!」
    東野か、よろしく。そう言って伸びてきた手は擦り剝けてぼろぼろだった。
    俺が恐る恐る手を伸ばし返すと、森尾先輩の腕はすっと引っ込み、俺の首根っこを腕と肘で締め上げた。
    「バスケはめちゃ楽しいぜ、お前絶対ここに入れよな。」

    万力みたいな腕を必死に引きはがそうとしながら、俺は不思議な感覚に浸されていた。
    全身の血管が毛細血管の一つ一つまで沸き立つように鼓動するような、そんな火照った感覚。

    森尾先輩が初心者の俺に手取り足取り教えてくれる最中ずっと、俺は不自然に目をきょろきょろ逸らしていたし、
    そう思えば先輩から目が離せなくなって何もないところでこけそうになったりした。
    生まれて初めて感じる恥ずかしさにも似た、せつない、酸っぱいともいえる気持ち。
    血がぐるぐる回って落ち着かない。
    さっきみたいにこの大きな人の腕にずっと締め上げられていたいとすら思った。

    一体何なのか解らないこの感情について、家に帰ってもしばらく眠れずベッドの上で森尾先輩のことを考える日々が続いた。



    「あ、お前東野か? ようこそバスケ部へ。これからよろしくな。」
    結局、俺は帰宅部になることをやめ、バスケ部に入部した。
    入部届けを受け取った森尾先輩は、俺を見たとたんにとってもチャーミングな笑顔を浮かべたので、
    俺は心臓が酸素を欲しがってばくばくするのを隠すので精一杯だった。

    森尾先輩が噂のスーパー中学生バスケットボールプレイヤーだと知ったのは、俺が入部してしばらくの頃、あの悩ましい感情が
    俗に言う初恋というものだったのだと気づくのよりもちょっと後のことだった

161 : TT : 2010/08/28(土) 01:16:50 ID: 167kcs4R
    「主将、いつになったら俺、練習に戻してもらえるんすか?」
    練習禁止命令から3日目、ついに俺は主将に詰め寄った。
    「早く練習したいんっす。じゃないと、俺、おれ・・。」
    「はーあ。お前なあ、コーチがそう判断してんだから、おとなしく従えよな。俺だって、足首痛めたままの奴を無理に練習に参加させたくねえんだよ。分かるだろお前でも、そういう空気なことぐらいはさ。」

    ――ほんと、面倒だなお前。

    うっとおしそうな目つきで俺を睨む主将は、森尾先輩ほどでかくはないにしろ俺よりも10センチ以上背が高く、
    前に立っていると相対的に自分が小学生に引き戻されるような気分になる。
    「もー終わりっ。この話はやめだ。ほらほら、てめーら早くしねえと下校時間過ぎちまうぞ!」
    「えっちょっと、主将っ・・。」
    シューズを運動靴に履き替え、部員たちが体育館を次々出ていく中、俺は独り群れに置いて行かれた子ライオンのようにただ動けなかった。
     
    「早く・・練習しなきゃ。もっともっとうまくならなきゃいけないのに・・。」
     明らかにあの日からみんなが俺のことを少しずつ遠ざけているのを俺は知っていた。
    それでも俺はバスケをやめられない。完璧にプレーできるようになって試合で活躍できるまで、
    俺はどんなに辛くてもここにいなきゃいけない。
    ――それが俺の精いっぱいの贖罪なんだ。なのにどうして、こんなに目の奥が痛くなるのだろうか。

    「うっ、ぐずっ・ううっ、ひぐっ・・先輩・・。」

162 : TT : 2010/08/28(土) 01:19:43 ID: 167kcs4R
    「おい。何してる。」



    主将の声ではなかった。

    制服に着替え直した森尾先輩がいつの間にか下駄箱の入口に立っていて、どうにも解せないといった表情で俺を見ていた。
    「こんな遅くまで残ってんじゃねえぞ。」
    「も、森尾、先輩っ・・。」
    「俺はマネージャーだから仕事が残ってたけど、みんなもう帰ってんのにいつまでもぐずぐずすんな。」

    俺は慌てて涙の後を拭いた。マネージャー、という言葉が俺の胸をぐさり、と貫いた。
    「さっさと出るぞ。鍵返しに行くの俺なんだからな。」
    「あの・・・森尾先輩。」
    森尾先輩がこっちを向いた。俺は今こそ、前の試合の無様な自分について謝るべき時だと思った。
     


    「前の試合で、頭ぶつけて、お、俺、ひどいプレイで、俺、本当ダメなやつで・・本当にすみませんでしたっ!」



    顔を上げた時、森尾先輩は俺を無視して既に数十メートル先の本校舎へ向かって歩いて行く途中だった。
    俺は急いで後を追いかけた。
     




    森尾先輩が山で事故にあったのは、俺が一年生の時の秋だった。
    広い山を貸し切っての強化合宿が毎年バスケ部では行われていて、そこでは練習だけでなくオリエンテーションという形で
    部員同士の結束を高めることも目的としていた。
    主将によると、例年はキャンプファイヤーをやったり、浅い渓流で水泳を楽しんだりして大いに充実したものだったらしい。

    その年は肝試しだった。山中に各々が各自に用意した仕掛けを潜り抜け、帰ってくるというシンプルな内容だった。
    とても、あんな事故なんて起こるはずのない簡単な行事だった。

163 : TT : 2010/08/28(土) 01:21:52 ID: 167kcs4R
    当時の森尾先輩はひょうきんで面倒見が良く、周りには後輩連中が絶えなかった。
    俺はそんなに積極的とはいえない奴だったから、そうやって森尾先輩を囲む輪の中に入って行けず、
    ずっと遠くから妬ましく見ているだけだった。

    だから森尾先輩から肝試しのペアに誘われた時は、

    「何だ、俺とじゃ嫌か? 東野。」

    ぶんぶん、とかぶりを振って意思表示しないと解らないぐらいに、表情括約筋が固まってほぐれなかった。
    内心ではむちゃくちゃ嬉しかったくせにだ。



    山に入ると、街灯も車のライトも無い暗闇が口を開けていた。
    真っ黒な木立が月明かりをも遮り、何も見えない山道なのに、懐中電灯を持った森尾先輩は俺の手を取ってすいすい進んで行った。

    そう、まさにこのとき、俺は森尾先輩と初めて手を繋いだ。
    しかも二人きりで誰もいない山道を登っているなんて、よからぬ妄想をしてしまっても仕方ないのではないか。
    恥ずかしいことにその時の俺は半勃ち状態だった。



    「おいっ! 東野それ以上行くなっ!!」
    いつの間にか、森尾先輩は立ち止っていた。俺はそれに気がつかず、歩みを止めなかった。
    ふわっ、と身体が宙に浮いた。
    「うわああああっ!」

    俺は小さな土砂崩れでできた崖から滑り落ち、落ち葉の溜まり場に突っ込んだ。
    幸い、どこもぶつけなかったようで、俺の身体はぴんぴんしていた。
    「あいたた、先輩すいません! でも俺大丈夫っすから・・。」
    そう崖の上にいる森尾先輩に言おうとして、途中で気がついた。

    そうだ、俺は今まで森尾先輩と手を握っていたんだった・・。




    森尾先輩は俺よりも離れたところに転がっていた。
    クッションになる落ち葉なんて積っていないごつごつした岩場の上で、森尾先輩は血だらけのふくらはぎを抱えて
    悶え苦しみながら横たわっていた。

164 : TT : 2010/08/28(土) 01:23:51 ID: 167kcs4R
    森尾先輩の隣に並んで家路に着くのは初めてだった。あれ以来、俺は森尾先輩とほとんどまともに会話していない。
    森尾先輩が俺を避けているのが解っていたからだった。

    森尾先輩は無言で歩いていく。昔の先輩ならこんな時は言葉を絶やさなかったのに、今はぼーっとした目で俺を見ようともしないで歩いている。
    もうあの頃の、活発で優しい先輩はいなかった。

    「森尾、先輩・・。」
    森尾先輩の家に向かう分かれ道で、ようやく俺は最初の一声が出せた。
    「俺、森尾先輩のこと、初めて、初めて会った時から・・・好きでした。」


    意外にも森尾先輩は動揺した様子を見せなかった。
    森尾先輩は立ち止まりはしたものの一向に無言のまま振りかえらない。
    「なのに、俺が、先輩の未来、潰しちゃって。本当、なにやってんすかね。最低っすね、俺・・。」
    言葉の途中から、俺は顔を下げていた。森尾先輩を直視できなかった。
    こんな言葉しか出てこない自分が情けなかった。

    「俺、部活辞めます。あれから皆にウザがられてるし、俺がいたんじゃ、森尾先輩にも嫌な思いさせるっす。
    すいません。森尾先輩の分も俺が頑張らないといけないのに・・。」




    「誰がそんなこと頼んだんだよ。」

    俺が顔を上げるより先に、森尾先輩の拳が俺のみぞおちに沈んでいた。
    俺は痛みと衝撃でよろけて硬いアスファルトの上にうずくまった。
    突然のことで、一切の思考がフリーズする。

    さらに、頭へ何か重いものをぶつけられ、鼻の奥でどろり、としたものを感じた。
    それっきり、身体が言うことを聞かなくなった。



    意識が戻ると、目に映ったのは見知らぬ公園のようだった。
    ジョギングコースに使えるよう整備された道を、森尾先輩が肩に俺を担いで運んでいる。
    森尾先輩は柵で保護された茂みの中に俺を叩きつけるように放り投げた。
    「ぐっ! あ、うう・・・。」
    「お前がいっぱい努力したからって、俺がまたバスケ出来るようになるのかよ。お前がいくら頑張ったって俺は何にも嬉しくない。むしろむかつくんだよ。」

    お前、むかつく。そう言われることは覚悟してきたのに、みぞおちを殴られた時と同じくらいその言葉はきつかった。
    先輩は柵を乗り越え、俺を更に茂みの奥の林の中へと引きずって行った。

    「そういえば、お前俺のこと好きとか言ってたっけ?」
    二人のほかには誰もいない、深い闇の中。あの山の中と同じ、木に囲まれ外と隔絶された異空間。
    違っていたのは、まだ幾分か灯りがあってお互いの表情ぐらいならわかるくらいの明るさがあったことだ。

165 : TT : 2010/08/28(土) 01:27:39 ID: 167kcs4R
    「残念だったな。俺は、お前なんて大嫌いだ。」

    ショックを受ける間もなく、俺は再び顔を殴られた。
    二回、三回と殴り続ける森尾先輩は感情のこもらない目をしていた。
    まるで自分を噛んだ犬でも殴るみたいに俺をサンドバッグにする。
    「チビでしょっちゅうキョドってて何考えてんのか分からねえし、本当にお前は面倒くさくて仕方なかったよ。」

    「・・っつう!」
    殴る手が休んだと思ったら、今度は髪を掴まれて無理やり立ち上がらせられた。
    「なるほど、俺のことが好きだったからか。あんなにおどおどしてたのはよ。」
    「もり、お、せんぱい・・い、痛い・・っす。放してっ・・。」
    「何言ってんだよ。この変態。自分のここがどうなってるのか分かってねえのか。」

    森尾先輩が俺の股間を軽く膝でつついた。
    殴られて恐いのに、髪を掴まれて痛い筈なのに、俺のそこはぴっちりとジャージに三角錐状の盛り上がりを作っていた。
    「うそ、そんな・・どうしてっ・・! あがあっ!」

    「どんどん大きくなってるぞお前のチンコ。憧れの先輩になら、何されても感じちまうんだな、
    お前。マジで気持ち悪いよ。」
    俺の股間が森尾先輩に潰されそうなくらい握りしめられている。逃げようと反射的に腰を引くと、更に
    言葉にできない痛みが玉を襲った。



    「そうだ、いいこと思いついた。」

    そう言って森尾先輩は股間から手を放してくれた。安堵したのもつかの間、その手はそのまま俺の着衣にかかった。
    「いっ、いやっ! 森尾せんぱいっ駄、目・・!」
    「しゃべんなチビ。」
    また頬を殴られた。俺は自分の歯で口の中を噛んだ。
    ジャージのチャックが開けられ、中に着ていたシャツがびりびりと繊維の破れる音を立てて只の布切れにされていく。
    「あーあ。痣だらけだな、腹。俺が殴ったせいだけど。」
    「や、見ないで、くださいっす・・お願いっす。」
    「だから俺に命令すんなって。お前自分の立場分かってんのか?」
    腹に新たな痣が増えた。

166 : TT : 2010/08/28(土) 01:30:00 ID: 167kcs4R
    「いぃいぃいいっ! やめって、もりおせんぱっ! はああっ! あっ!」

    シャツの切れ端で枝に腕を括りつけられた状態で、俺は森尾先輩にペニスを直に扱かれていた。
    ジャージズボンの下に潜り込んだ太い指の群れにすっぽり囲われてしまうくらいの仮性包茎は、トランクスの中で乱暴に剥かれて
    暴れる先輩の親指で亀頭をごりごりとやすりがけされ、削れてなくなりそうだ。
    「あっ、ひっぐ、もう、擦らないでっ、いい、いっつうっ! い痛あぁっ!」
    「痛い?いいの間違いだろ。変態野郎。お漏らしする程気持ちいい癖して。」
    ジャージズボンの前は糸を引く粘液で湿っていた。こんなにも自分が淫乱だったとは思いもしなかった。

    森尾先輩の指使いはペンチで挟まれたみたいに堅かった。
    ペニスが千切れてしまいそうな扱き方なのに、俺はこんなに前を先走りで濡らしている。

    汚いから脱がすと言って、森尾先輩が俺のジャージズボンとトランクスを脱がした。
    俺は夜の公園でぼろぼろのジャージを上着だけ纏い、下半身を完全に露出した姿で街灯に晒されていた。
    「茂みの中だけど、誰かに見られるかもな。」
    「せんぱい、ほどいて・・お願いっす。」



    「東野、俺に、命令するな。」

    頭をぎりぎりと掴まれる。万力のような握力。そういえば森尾先輩、合宿でリンゴいっぱい握りつぶしてたな。
    血が集まって意識が朦朧とするなか、幸せだったころの情景が目に浮かぶ。

    ――俺もリンゴみたいに潰されてしまえばいいや。
    それで先輩の気が済むのなら、俺はこのまま惨めな格好でもいいから殺されてしまいたいと、ちょっぴりだけそう思った。
    「いまさら何泣いてるんだ。変態の癖に。」
    俺は枝から腕をほどかれ、雑草の中に崩れ落ちた。
    「ほら、もっと気持ちいいことをしてやるよ。喜べ変態。」

167 : TT : 2010/08/28(土) 01:33:58 ID: 167kcs4R
    地面に四つん這いにされ、俺は何が起こるのか薄々分かって戦慄した。
    森尾先輩がベルトを引き抜き、制服のズボンを脱ぐのが後ろのことなのによく分かる。
    「森尾せんぱいっ・・まさか、そんな! 無理っす!」
    「昔から身体は頑丈、なんだろ?東野。」
    逃げようとしても腕はまだ縛られたままで、度重なる痛みで身体も思うように動かない。



    「あっ、あっ・・、あいいぃいいっつ! いっつうぅううっ! いたっ、ひぎぃいいぃいいい!! 
    しぬうぅううう、はがっ! うぎあぁああああぁっ!!」



    小さな俺の身体に圧し掛かるように森尾先輩の巨体が覆い被さり、めりめりという音を立てて、
    俺の割広げられたお尻の穴に、先輩のいきり立った男根が突き刺さっていく。

    脂汗が体中から噴き出た。止まっていた鼻血が、また鼻腔を下りてくる。
    森尾先輩のペニスは這入ってくる程にその太さを増しているようだった。
    「こうして欲しくて堪らなかったんだろ。はっ、お前、これでも気持ちいいってか?」
    「いたぁ! あぎっ! ぎゃあああぁああっ! たすけ、いたぎいぃいいぃいっ!! はっ! はあぁっ! おれっ、こんなっ、
    せんぱっ! いっ! あっあっあっ!!」

    便を漏らしているように感じるのは、多分お尻が裂けているからだろうと思う。大腿を伝って流れているのは多分血だ。
    皮肉にもそれは、森尾先輩を怯ませることもなく、更に腰の進みを続けようとする先輩の硬い幹に対して
    潤滑油のような働きしかしない。
    「あぎぃいいぃい・・ゆるして、森尾、せんぱ、い・・。」
    「ああ、これでお前が死んだら、許してやるよ。」

    死刑宣告。
    だけどその時の俺はやった・・!とすら思っていた。
    森尾先輩が許してくれるなら俺は本当に殺されても良くなっていた。

    「ころしてぐだざい・・せんぱ、い。ころして・・ぐぎぃいいぃっ! んあっ!」
    森尾先輩が中に差し込んだまま、俺の身体を半回転させた。
    俺はうつ伏せから仰向けに変えられ、内壁をねじられる痛みとともに、自分の身体に起こっている惨状を見せつけられた

168 : TT : 2010/08/28(土) 01:37:20 ID: 167kcs4R
    「あ・・ああっ、そ、そんな・・・こんなのって・・うわああぁあっ!!」

    俺の尻に刺さっていたのは巨根という域を超えた恐ろしいまでの一物だった。
    もう全部入ったかと思っていたそれは、まだ攻城鎚を思わせる亀頭すら完全に這入っていない。
    準備も遠慮もなく、森尾先輩の血潮滾る肉棒を突きいれられたそこは、無残に赤く染まって歪に広げられ、ひと押しされるごとに鮮血を噴いて、
    先輩の浅黒かったであろう股間の茂みを真っ赤に変えていた。

    ぐじゅぐじゅと、雁首のしっかり開いた亀頭が俺の中に、血を吸いながら真っ赤に彩られ、ずるずる埋め込まれていく。
    「失血死か、痛みでショック死か、もしかしたら変態だし、気持ち良すぎて腹上死かもしれないけど、それはさせねえ。」
    入口を亀頭が越えた瞬間、今までの痛みが嘘に思えるほどの激痛が、ずっずっずっ、という侵入音を合図に俺を絶叫させた。

    「あぎゃぁああああああぁああぁっ! ぎゃうううううっああぁあっ!」

    「あっははは! お前なんて死んじまえ。苦しんで苦しんでいっちまえよ!」


    雁首まで這入った森尾先輩のペニスは、そのまま一気に滑り込み、俺の内臓を串刺しにした。
    俺のか細い腰が、砕けそうなぐらいの力でがっしり掴まれ、身体を正常位に保たれたまま、森尾先輩が腰を打ちつける。
    さっき壊された俺の内臓が、肉片になって太い雁首に引っかけられながら、どんどん掻きだされていくようだった。
    夥しい出血が、俺と森尾先輩の下腹部を汚す。
    ワインのコルクを抜くようにして、きつい腸内から剛直したものが音を立てて完全に抜かれ、また栓をするようにして俺の中に還って行く。

    「ひだいいぃっ!! ひぬっ! ぎいいぁあああぁっ! あぎいっ!!ぢぎれるっ! せんぱ、いっ! はやくごろじてぇっえっ! おれっ、も、げんがいでずぅっ! 
    びあっ! びぎゅいぃいいっ!! ぐるじぃいっ!!」



    森尾先輩が俺の首に手を掛けた。
    そのままへし折ろうと思えば、できるのではないかというくらい細い、草の茎のような首にかかる森尾先輩の手は、全てを自らの剛直に集めているせいで
    血の気がないのか、不気味なほど冷たかった。

    もうすぐ、ばきぼきと首の骨を潰す音が聞こえてくる筈だ。呼吸は止まり、これで俺の贖罪は終わる。
    先輩は悪くない。全部ぶち壊したのは俺なんだから。
    こんな形だけれど、最期に大好きな森尾先輩とも繋がれたことだしよかったよかった、
    さあ一気にやってください。

    目を閉じて、俺は死の訪れを待つ。

169 : TT : 2010/08/28(土) 01:39:43 ID: 167kcs4R


    ぴと。


    雨かと思った。うっすらと目を開けると、森尾先輩は俺の首からそっと手を放し、
    瞳いっぱいに涙を浮かべていた。

    「森尾、せんぱい・・・?」
    森尾先輩は黙ったまま、腰を動かす。俺の痛覚はいつの間にかマヒしていた。
    またひとつ、ふたつと雫が落ちて、俺の身体にぶつかって弾けた。



    「ひがし、のっ! あっつ! ぐうううぅうっ!!」



    雄たけびを上げて、森尾先輩は果てた。
    穿たれた雄の象徴が脈打ち、送り出される精液のリズムに合わせて、膨らんだり萎んだりするのを、お腹いっぱいで熱く受け止めながら、
    俺は涙でいっぱいの顔に、森尾先輩の興奮した、熱い息の吐き吸いを感じていた。

    森尾先輩の力強い放精は止まらなかった。
    規格外の巨大な刀が、既に根元まで突き刺さり、窮屈になった俺の腸内に入りきらない白濁が、どんどんお尻から湧きだす。
    流れ出した白濁が、俺の出血で汚れた森尾先輩のペニスを洗い清めていく。

    気がつくと、俺のペニスも真っ赤に腫れて、壊れたように射精していた。
    今まで痛いだけで、全然気持ち良くなかったのに、森尾先輩に負けないくらい沢山の精液が迸った時だけは、
    身体の外へ意識が飛びそうになった。
    出血のし過ぎで生存本能がそうさせたのだろうか。

    噴きあげるそれは、俺と森尾先輩の両方にかかって、破裂した水道管のようにしばらく止まらなかった。

170 : TT : 2010/08/28(土) 01:41:48 ID: 167kcs4R


    「早く帰れ。もう、二度と見たくない。」
    森尾先輩は俺のバッグからスポーツタオルを取りだして、身体に着いた俺の血や精液をぬぐった後、制服を着た。
    俺はまだ、びしょびしょの下半身を丸出しにしたまま、先輩の何かさっきまでと違う雰囲気に混乱していた。

    「なん、で、何で殺さないんすか?あんなに、あそこまでいったのに・・?」
    「面倒だと思ったからだ、隠ぺいとか後始末とか。」



    その時公園に入ってくる誰かの声がした。俺は冷や汗をかいた。その声はいつも聞いている声だったからだ。
     
    「へー、森尾って、東野のこと好きだったんだ。」

     
     

    公園に現れたのはバスケ部の主将だった。他にもバスケ部の中で主将と仲の良い部員数人がぞろぞろ連れだって歩いている。
    こちらには気が付いていない。

    俺は、突然耳がおかしくなったかと思った。森尾が、東野を、好き?
    「なんかさ、入学式でちょこっと見ただけで一目ぼれしたとかどうとか。そんでまさかウチの部に体験入部してくるなんて思ってなかったらしくってさ。マジ喜んでやがったのアイツ。」
    「うわー、ホモかよ。いらねえならあの女子人気、俺たちにくれりゃあいいのに。」
    つまらないジョークで部員隊は一斉に抱腹絶倒していた。
    「だけどさ、あの事故じゃん。一目ぼれの相手にスポーツ人生終わらせられるなんて最高に不幸じゃね?」



    「あー、あれね、実を言うと俺、狙ってたんだ。ああなるのを。」




    俺は森尾先輩の方を振り返った。久方ぶりに見せた先輩の生気ある顔には、混乱と驚きの入り混じる、愕然とした表情が貼り付いていた。
    「わざと一番暗くて危ねえコースを教えてやってさ、吊り橋効果でも楽しんで来いって言ってやったら、アイツ俺にすごく感謝して東野誘いに行きやがったんだわ。」
    道理で、懐中電灯一本では明るさが足りないと思った。
    「そしたらよ、本当に足壊して帰ってきてやんの。内心大爆笑だったし。」
    「うわー、マジで鬼畜っすね、主将。」

171 : TT : 2010/08/28(土) 01:44:12 ID: 167kcs4R
    「俺って昔っからアイツ大っきらいだったんだよな。人より出来る癖にいい奴っぽくて、えらく人間出来てるってゆうか、余裕ぶっかましてるっぽいところとか。
    だけど今のアイツは最高。堕ちた天才ってやばくね? めちゃ面白いわ。」

    「あの合宿でもしかしたら、東野に告白して一発ヤるつもりだったのかもしれないのに、森尾センパイ超かわいそー。
    なんちゃってぇ。」
    また下らない冗談で一同がげらげら笑い出した。

    俺は全身が疲労で悲鳴を上げているのも感じなくなって、土を握りしめた。
    あんな取るに足らない俗物達の逆恨みで、森尾先輩の翼はもがれたのかと思うと、悔しさと怒りが止まらなくて、俺は歯をきつく食い縛った。
    森尾先輩が味わった苦悶と絶望を数分の一でも味あわせてやる。
    そういえば、筆箱の中にカッターナイフがあった。

    今度、あいつらの脚の筋を断ち切って、一生歩けなくさせてやろう。そうすれば少なくとも、千分の一くらいは復讐になるはずだ。



    どさっ、と森尾先輩が前かがみに倒れた。あまりに大きな音だったので、俺ははっと我に返り、主将たちに気がつかれていないか
    枝の間から覗き見た。

    主将たちは何も気がつかなかったようで、もう公園の出口に差し掛かっていた。



    森尾先輩は小刻みに震えていた。呼吸は途切れ途切れで引きつっている。



    「返・・せ。俺の、脚、脚、返して・・・返してくれよ・・・。うっ・・ううっうっ・・・。」



    主将たちが完全に通り過ぎていってしばらくした後、誰もいなくなった夜のだだっ広い公園で、
    俺は森尾先輩の、夜を引き裂くような叫びを聞いた。

172 : TT : 2010/08/28(土) 01:48:01 ID: 167kcs4R



    「よし、そこでパスだ。そっちが手薄になってる。」
    「はいっ!」
    森尾先輩がパスのタイミングを指示する。みんながそれに従って、互いに息の合ったコンビネーションを形成していく。
    「東野、今のところ、すごく良かったぞ。」
    「本当っすかっ! やった!」
    森尾先輩がくしゃくしゃと俺の髪を撫でてくれる。俺は子犬になった気分で、ぐりぐりと森尾先輩に頭をすりよせた。

    「森尾さん、ダンクのカッコイイ決め方教えてください!」
    「えー、私が先に教えてもらうのよ。」
    森尾先輩の周りはまた沢山の人の輪に囲まれている。




    あの日を境に、俺は森尾先輩と共にきっぱりバスケ部を辞めた。
    その後は密かに、非公式のバスケットボール同好会を開いて、男女問わずいろいろな人を
    誘って細々とバスケを続けている。

    森尾先輩につけられた傷が癒えた頃、俺は真っ先に先輩の家に行った。
    先輩は申し訳なさそうに部屋の奥から出てきた。

    何も言えそうにないくらい、しょげて縮んだ先輩の身体を、俺は黙って抱きしめてあげた。
    森尾先輩を抱きしめるのに、俺は身長もガタイも全然足りなかったけど、俺の先輩に対する変わらない
    気持ちはそれだけで、十分に伝わったと思う。


    森尾先輩は怪我をした後、俺を憎もうとしても憎み切れず、まだ好きでいる自分も認められなくて、随分苦しい思いをしたらしい。
    去り際に主将に対して何も仕返しをしなかったことを、俺は本当に悔やんだ。



    「森尾先輩・・いつ発つんすか。」
    「一週間後だ。帰ってくるのは予定だと1年くらい後かな。」
    一年か。物凄く長く感じる。一年も会えないなんて、と言うと先輩は、

    「馬鹿だなあ、携帯でいつだって連絡できるじゃないか。」

    なんて的外れな答えを返す。
    そういうことじゃないのくらい分かってほしい。
    その間、身体が疼いて火照ってしょうがないのは一体どうしたらいいのだ。

    やっと森尾先輩の、馬鹿でかいペニスに突き上げられるのにも、慣れてきたところだったというのに、
    一年間もお預けなんて、ひどい仕打ちだと思った。

173 : TT : 2010/08/28(土) 01:49:37 ID: 167kcs4R

    ――脚が、もしかしたら治せるかもしれない。

    病院の先生が紹介してくれたのはアメリカの最新医療機関だった。
    馬鹿でかい手術費用とリハビリ期間がかかるが、それでも森尾先輩は二つ返事で行くことを決めた。

    森尾先輩の目には希望が燃えていた。
    「俺は絶対、もう一度バスケットコートに立ちたい。」
    一週間後、森尾先輩は空港からアメリカへ飛び立っていった。
     
     



    そして一年がたった今日、森尾先輩は帰ってくる。
    森尾先輩は俺に手術の結果を教えてくれていなかった。
    先輩はちゃんとコートに戻れるのだろうか。



    ああ、どうやら成功したようだった。 
    待合ロビーから、森尾先輩が元気に、クロスオーバードリブルのやかましい音をたてながら走りまわっているのが見えて、
    俺は少し噴きだしそうになりながらも千切れんばかりに手を振った。



    おわり