• このスレにある小説(>>179)の続編です。(管理人注:こちら)
  • ダルホド(33)による幼女真宵(10)への強姦、調教、ダルホドは超鬼畜。
  • カップリング臭がする様なしない様な、しかし最後は完全なバッドエンド。
    この2人には救いは無い。
  • パラレルワールドなので、あまり深く考えてはいけない。




此処は昼なのに、周囲の大木に隠れてしまい日の光が入らない。
埃と蜘蛛の巣が、その建物が何年も使用されて居なかった事を物語っていた。
しかしその古びた雰囲気の中に、不自然に真新しい生活用品が散らばっていた。

「ああ…はああ…あ…ああ!…」

湿っぽい畳、黒ずんだ襖で仕切られた書院造で出来たその建物の1番奥から、声は聞こえた。
脱ぎっぱなしの衣服と乱れた掛け布団で散らかる中心で2人は繋がっていた。

そこには嬌声を上げ、背筋を反り返らせ、男の身体に馬乗りになり無我夢中で男を貪る女の姿があった。
しかし、そこに居る女は年端も行かない少女だった。
青臭い身体つきであるにも関わらず、乳首は赤く膨れピンとそそり立つ、男と繋がる聖域は涎をたらしながら張り詰めた男根を頬張っていた。
抜けるような白い肌には、無数の歯型が刻み込まれていた。

「真宵ちゃんも随分といやらしくなったね…」

少女と繋がる男は、余裕を見せながら不敵に笑う。呼吸は荒く声は掠れ、まるで囁いているかのようだった。
無精ひげを生やした男は少女とは違い、壮年の男性だった。
その男は自分と繋がる幼い少女を熱っぽい視線で見つめていた。
自らの欲情を一切隠さず表に出して、濃厚な性欲をその青い花に注ぎ込む。

「あああ…熱い…はああ…」
「いいよ…もっと締め付けてごらん…」
「ああ…はああ…あああ…」
「真宵ちゃんのイった顔は可愛いなあ…」

男は嬉しそうに、恍惚とした表情をした少女の小さな顔に、自身の大きな手を持って行き頬を撫でた。
指先でゆっくりと輪郭をなぞり、赤く腫れた唇を通り口から滴る涎を指に絡めながら、無数の歯型の付いた首筋と鎖骨を撫でた。

少女は全身を震わせながら、男の欲望を飲み込んでいく。
教え込まれた快楽から逃れられない少女は、ただただその男の虜になるしかなかった。
男に無理やりこじ開けられた青い花は、その未成熟さとは裏腹にとても不気味に開花していた。



真宵が目を覚ますと、見覚えの無い古びた建物の中に居た。
布団に包まっているが、服はいつもの装束ではなく、くたびれた大きなパーカーだった。
身体を起こそうとするが力が入らず、無理に動かすと全身が痛かった。

「……真宵ちゃん…気が付いたんだね…」
「…ひ!」
「…そんなに…身構えないでくれよ…傷つくじゃないか…」

突然上半身裸の成歩堂が真宵の視界に入った。
真宵は小さな悲鳴をあげ、成歩堂から逃げる様に布団に顔を隠した。

真宵は成歩堂の顔を見て、全てを思い出した。このおじさんは突然自分の目の前に現れて…自分に暴行を働いたのだ。
大柄で不気味なおじさんが覆いかぶさり、自分の身体の中に抉りこんで来る。そしてそれと同時にやって来た、今まで味わった事のない快楽。

その時の言い知れない恐怖を思い出し、真宵は眩暈を起した。
しかしそれと同時に、成歩堂によって無理やり開かされた中心に、再びあの時の熱が沸き起こった。

「…おじさん…ここは…何処?」
「…あれ?……ぼくの名前忘れちゃったの??…さっきまであんなにぼくを求めてたのに…」
「や…やだ!…近づかないで!!」

成歩堂は、幼い真宵に自身の色気を一切隠さず、まるで年相応の恋人に接するかのように、熱っぽい視線を送りながら耳元で囁いた。
真宵は非力ながら抵抗するが、あっさり布団をはがされて、成歩堂の身体に包まれる。
その体は妙に熱く汗ばんでおり、真宵にそれが直に伝わり、更に気持ち悪い気分になった。

「ふふ…まーよいちゃんっ♪」
「あ…やだ…はあ…」

大きく骨ばった手が、パーカーの中に滑り込み、真宵の身体を弄った。
さわさわと撫で回され、真宵は全身があわ立つ様な感覚に支配された。
さっきまであんなにも気持ち悪かったのに、成歩堂から発せられる体臭と体温に中てられ、次第に真宵の幼い身体に熱が回ってくる。

「…あれ…もう真宵ちゃん濡れてるよ…ぼくの事そんなに欲しいのかな…」
「あ…はあ…いや…おじさっ…だめっ…」

上半身を撫でていた成歩堂の手が、真宵の聖域に進んでいく。
真宵のそこは、成歩堂の手馴れた愛撫で既に蜜を湛えていた。
成歩堂はさも不思議だと言わんばかりに真宵の其処に指を這わしながら耳元で囁くが、その表情には確信的なものがありありと浮かんでいた。

真宵はパーカーをぎゅっと握り締め、成歩堂に抗おうと全身に力を入れた。
しかし成歩堂はそれを許さないと言う様に、ゆっくりと真宵の中に指を進めた。

「はああああ…」
「真宵ちゃんは可愛いなあ…」
「あ…ああ…いや…」
「…素直だね…」
「いや…いや……やだっ…」

成歩堂の太い指先がぐちゅぐちゅと音を立てながら、真宵の聖域を荒らす。
真宵は先ほど身体に刻みこまれた快楽が、再び目覚め全身に熱が回っていく…。
しかし、真宵はぐっと歯を食いしばり、パーカーを握っていた手を成歩堂のみぞおちに力の限り叩き込んだ。

「っ!!」
「…はっ!!…はあっ…」

突然の真宵の攻撃に一瞬成歩堂が怯んだ。
真宵はその隙に四つんばいになり、ばたばたと布団から飛び出し、成歩堂から離れた。
しかし、真宵の行き着いた先は襖ではなく床の間だった。埃の被った不気味な掛け軸と花瓶が真宵の逃亡を邪魔した。

そして、その程度の攻撃で成歩堂がどうなる訳でもなく、成歩堂はみぞおちをさすり、むくりと起き上がった。
成歩堂の表情は、何とも言えず嬉しそうだった。

「…相変わらず…オテンバだねぇ…」
「やだ…おじさん来ないで!!」
「…ぼくはおじさんじゃないってば…さて…真宵ちゃん…ぼくから逃げるつもりかな?」
「…う…うん…」
「…そんなの許さないよ…」

成歩堂は立ち上がり、ドスの利いた低い声で、顔を俯かせニット帽から視線を覗かせ真宵を射抜いた。
真宵は突然の成歩堂の脅しに驚くが、負けじと睨み上げた。

「どうして!どうしてあたしにこんな事するの!!…おじさんは誰なの!!」
「だからぼくはおじさんじゃないってば…どうして真宵ちゃんはぼくを拒絶するのかな?」
「あたしが聞いてるんだよ!!…おじさんはこんな所に居ていいの!?…お家に帰らないといけないんじゃないの!?」
「………」

真宵の問いかけに、成歩堂は突然黙り、ゆっくりと顔を上げた。
面と向かって、成歩堂の顔を見た真宵は、声を失った。

―――その顔が、あまりにも悲しい色をした表情だったから…。

「…ぼくには何も無い…」
「………」
「…親友も…共に戦った仲間も…そしてぼくの好きな人も…皆ぼくを置いて遠くへ行ってしまったんだ…」
「………」
「…ぼくはそいつらが危なくなった時、必死になって闘ってやったのに…ぼくの時は皆何もしてくれなかった…」
「……おじさん…」
「……あいつらのぼくを同情する表情も…言葉も…全てが憎かった…どうして…助けてくれなかったんだ…」
「………」

成歩堂の言葉に、真宵は戸惑った…。
今まで誰なのかも分らなかったその人物の、心の内側を垣間見た様な気がしたからだ。
しかし、寂しさを湛えていたその表情が、みるみる明るくなって行き、真宵は背筋を凍らせた。

「…けど、ぼくはまた再びやり直すんだ…」
「…やり直す?…」
「そうだよ…本当は復讐してやるつもりだったけど…やり直せるんなら…そっちの方がいいよね?」
「おじさん…何言ってるのか分んないよ…」
「…ふふ…真宵ちゃんはぼくが守るんだ…もう絶対に離さないよ…」
「や…やだ!」

成歩堂が満面の笑みで、両手を広げて真宵に近づいて来た。
真宵は逃げる為に立ち上がろうとするが、腰に力が入らずヨロヨロとへたり込んだ…。
成歩堂は真宵を包む様に覆いかぶさる。真宵はそれでも逃れようと手足をばたつかせた。

「やだ!…離して!!…やだやだ!!…あたしは…あたしは家に帰らないといけないの!!…おじさん離して!!!」
「やーだ…そろそろ諦めなよ…」
「やだ!…やだやだやだやだ!!!!!…あたしが…あたしが居なくなったら……お姉ちゃんが一人ぼっちになっちゃう!!!!」
「痛っ!!」

真宵は成歩堂の首筋に力いっぱい噛み付いた。
流石の成歩堂でもこの真宵の行動に驚き、尻餅をついた。
真宵は立たない腰を引きずって、襖に向かって進んだ。真宵には帰る場所があるからだ。

「…ぼくに歯向かうなんてね…噛み癖はちゃんと躾ないと…」
「ひ…やだ…やだやだ!!!!…離して!…はなしてえええ!!!!」
「大人しくするんだ!!!」
「きゃうっ!!!」

成歩堂は首筋をさすりながら、真宵の細い腕を掴んだ。
その表情は今までに見た事の無い、黒く獲物をを捕らえた獣の様だった。
真宵の腕に巻きつく様に絡みつく成歩堂の指、成人男性の力には到底敵う筈も無かったが、真宵は負けじと腕を動かして振りほどこうとした。
業を煮やした成歩堂は、掴んだ腕を力いっぱい引き寄せ、反対の手で真宵の頬を力の限り張り倒した。

真宵は勢い良く転がり、床の間の柱に背中をぶつけ、小さな悲鳴を上げる。
叩かれた頬に手を当て、突然の出来事にショックを受けて真宵は泣き出した。

「う…うわああああん…おねえちゃああああん…たすけてえええええ…あああああ…」
「………」

真宵はその場に丸まり、姉に助けを求めた。
成歩堂は泣き崩れる真宵に冷たい視線を投げかける。
そこで何を成歩堂は思っていたのだろうか…。

「…真宵ちゃんには…秘密にしておこうと思ってたけど…」
「…ううう…ぐす…」

「真宵ちゃんのお姉さん…千尋さんは…死ぬ」
「……ぇ…」

真宵は突然の成歩堂の発言に泣き止み、目を丸くして成歩堂を見上げた。
真宵の角度から成歩堂を見上げると、照明で逆光になり表情が伺えない。それが更に真宵に恐怖を与えた。

「鈍器で頭をかち割られるんだ…頭からドロリと大量の血が出てね…顔色が段々悪くなって次第に冷たくなって…」
「う、嘘だ!!!」
「…嘘じゃないよ…」
「…おじさん何を言ってるのか分らないよ!!…だって…だってお姉ちゃんは…」
「これは事実だよ…千尋さんはね、弁護士になってとある事件を深追いしてしまって…口封じの為にあっけなく殺されるんだ…」
「そんなの信じない!!!…どうしておじさんそんな酷い事言うの!?」
「…ぼくはね…全部知ってるんだよ…これから、真宵ちゃんがどんな運命を辿るかも…全てね…」
「………」

成歩堂の言葉を真宵は信じる筈も無い。
しかし、それを威圧という形で、真宵に有無を言わさず黙らせる迫力があった。
成歩堂は恐怖に怯える真宵を、言葉によって徐々に侵食し追い込んで行く…。

「…千尋さんが死んで…真宵ちゃんのお母さん…舞子さんも死ぬ…真宵ちゃんはね…一人ぼっちになるんだ…」
「………」
「そして家元になって…好きでもない男と無理やり結婚させられて…子供を孕まされるんだ…」
「やだ!…やめて!!」

幼い真宵にとって、それが嘘であってもなくても…言葉の暴力である事には変わらなかった。
真宵は耳を塞いだ。

そうだ、あんな頼りになる姉がそんなあっさり死ぬ筈が無い…。
弁護士になってバリバリ仕事をこなすキャリアーウーマンになって、お母さんを見つけてくれる…。
居なくなったお母さんは笑顔で「ただいま」と言って帰ってきて、一緒に霊媒の修行をして…自分は一人前の霊媒師になるんだ…。

「…これは全て…ホントウなんだよ…真宵ちゃんは倉院に居る限り一生幸せにはならない…」
「………」
「…キミ子さんはね…真宵ちゃんの事が大嫌いだった…消えて欲しいとずっと思ってた…千尋さんが死んで…真宵ちゃんは何回もキミ子さんに命を狙われた…
 お母さんはね真宵ちゃんを守る為に死んだんだ…キミ子さんはね…倉院はね…こらからもずっと真宵ちゃんを苦しめるんだよ…」
「………」
「…真宵ちゃんはね…ぼくと一緒に居た方が幸せなんだよ…」

「………証拠は…?」
「…は?」
「お姉ちゃんが言ってたの…証言にはね証拠が必要なんだって…おじさん…さっき言った事をちゃんと証明できるの??」
「…こいつは驚いたな…」

真宵は塞いでた耳を外し、成歩堂を正面から見据え睨み返した。
成歩堂の発言は全て空想でしかない。真宵は成歩堂の発言を信じない。
自分の未来を証明する事なんてできる筈がない…霊媒師にだってそんな事は不可能だ。

しかし成歩堂は、真宵の反論を聞き戸惑うどころか…表情が生き生きしだした。
…そんな事を求められたのは、一体何年ぶりだろう。
法廷で戦った時の熱い衝動が蘇る…。

「…いいよ…だったらぼくがそいつを証明してあげる…」
「…そんなの無理だよ…だっておじさんの言ってる事は全て空想だもん…未来がどうなるかなんてそんなの分らない!!」
「無理じゃないさ…だったら…ぼくがさっき言った空想を逆転させて、現実のものだと言う事を証明してあげる…」

成歩堂は法廷で、窮地に追い込まれ逆転の糸口を掴んだ時の自信に満ち溢れた不敵な笑みをした。
その姿は、まるで弁護士時代の成歩堂龍一の姿そのものだった…。

「証拠はね…これだ!!」
「…!!」

「…ほら…真宵ちゃん…ちゃんと自分の目でソレを見るんだ…」
「え…こ…これは…!!!」

成歩堂は法廷で犯人に突きつける様に、真宵にそれを突き指した。
真宵は指差す先を追いかける、ソレは真宵の丁度真後ろにあった。

ソレが視界に入った時、真宵は言葉を失った…。
其処にあったのは…床の間に飾られた古い掛け軸と壷。

その掛け軸に描かれていたのは…綾里の紋様だった。

「…真宵ちゃんなら…これが何なのか良く知ってるでしょ?」
「………」
「…どうしてぼく達が『此処』に居るのか…この住まいを誰が提供したのか…」
「う…嘘だ…」
「真宵ちゃんはね…捨てられたんだよ…」
「……い…いやああああああ!!!!!!!!」


「…お久しぶりですね…キミ子さん…」
「…私はああたにお会いした記憶は御座いませんが…」
「はははっ…そうですね…」

「…それで…私に何の御用でしょう?」
「…風の噂…というかまぁ…見たままの事実ですが……キミ子さんは家元の地位に結構な思い入れがある様ですね…」
「!」
「…春美ちゃんは…今…真宵ちゃんが10歳だから…1歳か2歳ぐらいですか?」
「………」
「相当可愛がっていらっしゃるようで…その感じだと…かなり上等な種を使ったんですねぇ…」
「…何をおっしゃりたいのですか?」
「……分ってるくせに…」
「………」

「だってキミ子さん…今ぼく気絶してる真宵ちゃんを抱いてるのに…どうしてそんな…嬉しそうな顔してるんですか?」
「………」
「…家元が失踪…そして次期家元も失踪…まあ問題は無いでしょう…」
「………何を要求するつもりです…?」
「…そうですね…とりあえず、生活できる場所が欲しいですね…今は寂れていらっしゃるみたいですが…これだけ土地があるなら…何かあるでしょう…」
「………」
「…そんなに怪しまないで下さいよ…ぼくはただ真宵ちゃんと一緒に居れさえすればいいんですから…」

「…すぐにお答えは出来かねますわね…しかしそういえば…この道を進んだ奥に、一家共々倉院を捨てた愚か者の住まいがありますわね…
 あそこにドロボウが逃げ込んだらと思うと…心配で心配で……」
「家族って便利な言葉ですよねえ……とりあえず…あの道を進めばいいんですね…」

「………何処の何方が存じ上げませんが…」
「………」
「…真宵様を…可愛がって差し上げて…家族の居ない可哀相な子ですから…」
「ええ…もちろんですよ…」


「…此処は昔、倉院の人が生活していた家だ…」
「………」
「キミ子さんは、こんな得体の知れないニンゲンに真宵ちゃんを与えたんだよ」
「………」
「春美ちゃんを家元にする為に、真宵ちゃんは捨てられたんだよ…」

「…けど…けど…だからって…お姉ちゃんやお母さんが死ぬ事と…」
「関係は…ない…けど……もう真宵ちゃんに居場所は無いんだよ…霊媒師にもなれない…」
「…お姉ちゃん…そうだよ…お姉ちゃんが助けに来てくれる…」
「…だから…千尋さんは死ぬんだってば…」
「!」

成歩堂の冷酷な言葉が真宵の心に突き刺さる。
そんな筈は無いと思って居るのに…弱りきった心が大きく揺れる…。

真宵は成歩堂に突きつけられた事実を受け入れられないで居た。
確かにキミ子には度々、自分の霊力の低さについてをきつく言われた事があった。
しかしそれは自分が未熟だからであって、キミ子はちゃんと自分の事を見ていてくれて居るのだと思っていた。

「…捨てられたの…?……キミ子さん…あたしを…霊力が…あたし…低いから…」
「ああ…」

真宵の表情が見る見る青ざめて行き…先ほどまでの強気な表情が薄れていく。
身体の力が抜けて、真宵はその場に俯いた。
真宵は目から涙を零した。

それは、さっきまでの泣き叫ぶ様なものではない。
心の支えだったモノが無くなって、真宵は人形の様に無表情で静かに涙を零した。
喜怒哀楽のはっきりしていた真宵のこんな姿を見たのは、成歩堂は初めてだった。

「…真宵ちゃん…心配ないよ…」
「………」
「ぼくはずっと…真宵ちゃんの側に居るからね…」
「…うっ…うう…」

小さく屈み涙を流す真宵の側に近づき、成歩堂はそっと肩を抱いて優しく耳元で囁いた。
この真宵は自分と同じだ…全てを失って…夢も希望も崩れ落ちた…。
そう思うと成歩堂は嬉しくてたまらなかった。

―――可哀相なのは自分だけではなかった。

「…真宵ちゃん…」
「…離して…」
「…え…」
「離して…あたし…帰るの…」
「…帰るって何処にだよ…」

「何処って…決まってるじゃない…倉院だよ!!…これはきっと何かの間違いなんだよ!!…キミ子さんともちゃんと話せば分ってくれるはずだよ!」

「………なんで…君はそんなに…」
「や…やだっ…離して!!」
「絶対に離すかよ…!!」
「きゃあああ!!!」

成歩堂は真宵の手首を力の限り掴み、一気に床の間の柱に押し付けた。
それでも尚逃げようとする真宵を見てると、成歩堂はなんとも言えない気分になった。
自分よりも過酷な状況で、どうしてこんなにも前向きに行動出来るのか…これではまるで、自分が打たれ弱い人間みたいではないか。

「やだ!…やだやだ…!!!」
「逃がすかよ…折角手に入れたのに…ぼくは生まれ変わるんだ…」
「やだ!…離して…はなしてえええ!!!」
「…相変わらず生意気だね…ぼくがこれから躾けてあげるからね…」
「嫌…な…何すっ…!!!」
「さ……よく見るんだ…」
「や…気持ち悪い…」

成歩堂は下肢で真宵を挟んで動けない様にし、ズボンと下着を下げ自身の勃起した性器を真宵に晒した。
視線を違う場所に移そうとする真宵の顔を両手でがっちりと掴んだ。
真宵の目と鼻の先に、ギンギンにそそり立つペニスが現れた。

「…ひ…いや…」
「…真宵ちゃんの身体にコレが入ったんだよ…そしてこれからも仲良くして貰うからね…」
「…や…ひ…こ…こわいよ…」

女社会で生きて来た真宵は、そもそも男の性器をちゃんと見た事が無かった。
にも関わらず突然自分の視界に入って来たそれはグロテスクで、真宵は生理的に視界に入れるのを拒んだ。
赤黒くて度々ピクピクと動き、熱の篭った一物から妙に生暖かい熱気が漂う。仄かに形容しがたい異臭もする。
真宵は恐怖に怯え涙目になる…。

真宵の網膜に刷り込ませるかの様に十二分に一物を見せ付けた後、成歩堂は真宵の小さな口に持って行った。
真宵は顔を動かし逃げようとするが、がっちりと顔を掴まれて逃げられない。
口をぎゅっと閉じるが…成歩堂の手が真宵のあごを掴み、無理やり開けさせられる…。

「っーー!!!」
「…真宵ちゃんの口…小さいねえ…どれぐらい入るかなぁ…」

容赦なく真宵の小さな口の中にぐいぐいと押し込まれて行く…。
真宵の鼻腔に先程の異臭と、今まで感じた事の無いえぐい味が広がり、真宵は涙を零した。
妙に生暖かくて、口内で触れる部分からどくどくと激しく脈打つ音が真宵に伝わる。
今すぐにでも吐き出したい…真宵は助けを求める様に成歩堂の太股をぺちぺち叩いた。
しかし、成歩堂は無理やりにでも自身の一物の全てを真宵の口内に押し込め様とした。

「…うぐっ…おえ…か…」
「我慢するんだ…全部入らないだろ…」

喉にまで到達した所で、真宵が吐き気を催した。
真宵は反射的に口内の一物を吐き出そうとするが、それでも成歩堂は侵入を止めなかった。
全てを無理やり収めた時には、真宵の首は成歩堂のいきり立つ昂りに無理やり合わせられ伸びていた。
真宵は声すら出せず、ただ全身を震わせる。

「はあ…やっと入った…おっと…歯を立てたら駄目だよ…」

成歩堂はそのまま真宵の顔を掴み柱に頭を固定させ、唐突に腰を動かした。
真宵の食道、喉、口腔を成歩堂が何度も往復する。
呼吸も出来ず、自分の意思とは関係なく太いく硬いモノが動く。
あまりの苦しさから、真宵は目の前の成歩堂の太股を掴み爪を立てた。

「ああっ…いいねえ…痛きもちいいよ…」
「ぐ…んん…ぐう…おえ…」
「真宵ちゃんは…はあ…笑顔も似合うけど…そういう…ああ…絶望に満ち溢れた…表情も似合うよ…」
「んん…ぐ…うう…んん…」

真宵は開けっ放しになった口からは、唾液と成歩堂から放たれる先走りが零れ落ちた。
成歩堂の熱が高まって来ると全身に汗が吹き上がり、真宵の奥深くに入り込む度に、真宵の顔に汗ばんだ腰と縮れた陰毛が当たる。
呼吸も出来ず、物理的、精神的な不快感に襲われ、次第に意識が朦朧として来る。
真宵は限界を超え、一気に全身の力が抜け、太股を掴んでいた手がだらりと畳に落ちた。

「真宵ちゃん…もう限界かな…?…ははは…けど…もう少し…」
「ぐ…ぐは…は…」

成歩堂は真宵が力尽きたと分っても、真宵の中で出そうという意思は変わらないらしく、寧ろ勢いが強まり一層素早く真宵の口内に自身の一物を叩き付けた。
力は抜けたままだが、成歩堂が奥深くまで入り込んでくる度に、全身がびくりと跳ね上がった。

「く…は…も…もう少し…ああっ!」
「!!!…おえっ…げほ…ああ…おえええ…」
「…はあはあ…酷いなあ…吐き出さないでくれよ…」
「おえええ…はあはあ…げほげほっ…おえええ…はあはあ…げほげほ…!!!」

成歩堂は真宵の口内で自身の欲望を吐き出した。
虚ろな目をしていた真宵だが、口の中の成歩堂が突然熱い液体を吐き出した事で意識が覚醒した。
びくびくっと脈打ち、止め処なく口内に注がれる不気味な液体に、真宵は反射的に嘔吐した。
やっと成歩堂の一物が口の中を出て行ったが、口内に残る違和感が強く、真宵の嘔吐は胃の中にある全てのモノを吐き出すまで続いた。

「ははは…真宵ちゃん…お昼は何を食べてたのかな…味噌ラーメンかな…?」
「はあ…はあ…げほ…はあ…いや…むう…ふう…」

成歩堂は真宵の呼吸が落ち着く間も無く、真宵の口の中に舌を滑り込ませた。
挨拶程度にねっとりと真宵の舌を絡めとり、真宵を味わった。

「…んん…真宵ちゃんの口の中…ゲロの味がするね…」
「は…いや…んん…痛っ」

成歩堂は真宵のか細い首筋に噛み付いた。
真宵に着せていたパーカーを脱がしながら、噛み砕く様に華奢な鎖骨と肩に歯型を残して行った。

「…ぼくに噛み付いただろう…分るかな?…噛み付かれたらこんなに痛いんだよ…」
「いや…痛い…痛い…はあ…ああ…」
「……もうこんな事しちゃいけないよ?」」

ゆっくりと下に行き、既に赤く色の変わった小さい乳首を舐る。
まだ発育していない胸には脂肪はない、なのに乳首だけは不自然に成長している姿に成歩堂は興奮を覚える。
真宵の青い身体が自分の手ほどきで徐々に男を欲する身体になって来た。
…こんなに幼いのに。

成歩堂は裸になった真宵を横抱きにし、布団に移動した。
もう真宵には抵抗する力は残ってないらしい。成歩堂のされるがまま、うつ伏せにされた。
真宵の背中には先程地べたで激しく叩き付けた為に出来た擦り傷が付いていた。

成歩堂は真宵に覆いかぶさった。
自分の付けた傷がこんな所にまである事が嬉しくて、傷口を大きな舌で舐めて行った。

「…はああ…しみる…痛い…いやああ…はああ…」
「血の味がする…あと砂も付いてる…」
「やだ…ふああああ…」
「真宵ちゃん…もう随分と慣れて来たねえ…」
「や…そこは…はあああ…」
「ここも…大きくなちゃって…」
「ああ…ああっ…あああ…はああ…ああ…あう…」

1度目の行為で成歩堂に埋め込まれた快楽が、再び目覚めていく。
真宵の聖域に指を這わすと、其処はまだ子供のままで大人の成歩堂が触るには不自然につるつるとしていた。

聖域にある芯は初めて触れた時よりも大きく存在を主張し、刺激を与えるとしたの口から蜜が零れてくる…。
身体の反応にも慣れが見えだし、素直に成歩堂の手ほどきに答える。
ちゅくちゅくと音を立て、スムーズに中に侵入すると嬉しそうに指を締め上げた。

「あああ…はうああああ…」
「いいよ…これだけ濡れてたら…もうローションは必要ないね…」
「あ…はああ…あああ…」
「じゃあ、覚えのいい真宵ちゃんにご褒美を上げようかな…」
「…な…や…はあああっ…!!!」
「はあ…さっきよりかは、入る様になったね…」

真宵の身体に一気に後ろから突き入れた。
成歩堂の形にこじ開けられてしまった其処は、容易く奥まで入り込んだ。
か細い身体に、先程真宵に見せ付けた自身の一物がみるみる入り込んでいく。

真宵は背筋を反り返らせる。
一気に突き上げられ、真宵の視線は定まらない。成歩堂は真宵のその表情を見る為顔を覗き込む。
成歩堂の下で繋がる小さな真宵は、成歩堂の折りたたまれた長い足に挟まれて、まるで埋もれている様だった。
真宵は恍惚とした表情でぎゅっと布団のシーツを握り、全身に走る快楽を受け止めていた。

「ああ…はああ…だめ…あああ…」
「真宵ちゃん小さいね…はあ…奥だけどやっぱり全部は入らないみたいだね…じゃあ動かすよ」
「ひ…いや…はああ…ああ…あ…ああ…あああ…」
「く…いいね…随分と気持ち良さそうだね…」
「いや…いやああ…あああ…怖い…いや…だめ…だめええ…あ…ああ…」

小さく丸まった真宵に覆いかぶさり、出し入れを繰り返す。
真宵の身体に再び、強烈な快楽が沸き起こる。
自分の身体が、自分の物では無い様な…自分を忘れてしまいそうになる。
真宵にとってその快楽は恐怖でしかなかった。

「ああ…ああ…あ…はああ…や…ああ…」
「く…いいよ…真宵ちゃんの中…随分と…はあ…とろけそうだ…ああ…」

しかし1度教えられた刺激は、真宵のそんな小さな葛藤を凌駕した。
己を保てない程の刺激が真宵を襲う。
目は虚ろで、体勢の関係で開きっぱなしの口からは小さな舌が垂れ下がる。涙と涎が止めどなく流れ落ちた。

真宵は成歩堂の動きに合わせて、鳴き声を上げた。
その声はか細くて高い…まるで子猫の鳴き声の様だった。

成歩堂は真宵の乱れた長い黒髪を手櫛で梳く様に頭を撫でる。
自分の身体の下で、無我夢中で自分を貪ってくれる真宵が可愛くて仕方ないといった感じに…。

「ああ…ああ…あああ…あああ…あ…ああ…」
「真宵ちゃん…そろそろ…イきそうだね…はあ…ほら…イきなよ…」
「ああ…はああ…ああっ――っ!!!!」

成歩堂の言葉の直後、真宵はまるで操られたかの様に達した。
シーツを握る手に一層力が入り、全身の硬直の後、真宵は布団に倒れこんだ…。

「あ…は…はあ…や…あ!…いや…あああ…あああ…」
「…真宵ちゃん…もう少しだから…付き合ってね…」
「だめ…あ…たし…また…あああ…」

真宵の小さな身体に何度も何度も大きな波が押し寄せてくる。
成歩堂は初めは真宵の華奢な身体を労わって居たが、次第に余裕がなくなり一心不乱にピストン運動を繰り返した。
細い腰をがっちりと掴む。
腰骨がそのまま折れてしまうのではと思うほど力の限り叩きつける。

成歩堂が果てる時には、既に真宵は気絶していた。
自身と繋がった真宵を抜き取り、布団に寝かし自分も一緒に眠った。
腕の中の真宵はとても安らかに眠っていた。

真宵の寝顔を見て、成歩堂はふととある出来事を思い出した。
それは、もう遥か昔の話だ。
記憶は色あせている…しかしだからこそ、美しくもあった。

弁護士と助手だった頃、こんな風に1つの布団に丸まって暖を取った事があった。
暖房が壊れて…それで布団の面積をより多く取り合って…そんな事をしていたら次第に身体は温まっていた…。
そして、気が付くと真宵は眠っていて……あの時の寝顔もこんな感じだった…。

(なるほどくん!…レディーファーストだよ!…あたしに布団頂戴よ!!)
(何言ってるんだよぼくだって寒いんだよ…ほら…真宵ちゃんは修行で寒いの慣れてるだろ?…これを修行だと思うんだよ…)
(…修行とコレは別腹だよ!!)
(腹は関係ないだろ!!!)

「…おじさん泣いてるの…?」
「………え…?」

成歩堂は真宵に言われ、手で目元を触った。
…確かに濡れていた。

真宵は成歩堂の顔を覗き込んだ。
この人の顔をこんなに近くから見て、気持ち悪くならないのは初めてだった。
熱っぽい瞳をし自分に濃厚なスキンシップを働く成歩堂はとても不気味なのに…どうして今は平気なのだろう…。

今の成歩堂の瞳は、とても悲しい色をしていた。
真宵には幼過ぎてそれがどうしてなのか分らなかったが、その表情は先程一瞬だけ見せた、成歩堂のホントウの姿と重なった。

「…おじさん…悲しいの…?」
「…悲しくないよ…」
「ほんと…?」
「本当さ…ぼくはね…これから…幸せになるんだよ…」
「幸せに…?」
「ああ…ぼくはね…これから…弁護士になって…事務所を開いて…親友を助けて…師匠に認められて…仲間達と困難を乗り越えて行くんだ…」

「……おじさん…泣いてるよ…」
「…え…」

成歩堂は再び手で目元を触った。
しかし、今度は濡れて居なかった…。

「泣いてないじゃないか…」
「泣いてるよ…」

真宵は紅葉みたいな小さなてのひらを成歩堂の無精ひげの生えた頬に持って行き、優しく包んだ。
そっと無精ひげを撫でるように動く…。

「……真宵…ちゃん…」
「………」
「…どうしたの?」

「…なるほどくん…」

「え」

真宵は名前を呼んだ。
それは、弁護士と助手だった時の愛称。
もう2度と呼ばれる事のない名前だと思っていた。

「ひげチクチクするね…」
「ああ…」
「ほら…なるほどくん…泣いたらだめだよ…」
「…泣いて…ない…よ…」

成歩堂は小さな太陽を抱きしめながら、泣いた。
全てを失った時でさえ涙なんて出なかったのに…。

すると、真宵が背中に手を回して来た。
勿論成歩堂の大きな背中を包む事はできなかったが…。
成歩堂はまるで真宵に、太陽に、包まれているかの様な気分になった。

「ねえ…なるほどくん…あたし…味噌ラーメン食べたいな…」
「…ああ…一緒に食べに行こう…」




今は何時なんだろう…。

あれから何年の月日が経過したのだろう…。

「ああ…ああ…なるほどく…あああ…あああ…もっと…もっとぉ…」
「…真宵ちゃんは…食いしん坊だねぇ…はあ…ぼくもう年だから…優しくしてくれよ…」
「はああ…ああっ…!!!」
「またイったの…ははは…真宵ちゃんは相変わらずだねえ」
「…は…は…あ…」

この世界はまるで時間が止まった様だ。
青空はあんなにも眩しくて、手を伸ばせば届きそうなのに…どうして届かないんだろう…。

自身に跨り腰を踊らす少女を眺めながら、男はゆっくりと視線を空へと向けた。
木で出来た格子から覗く青空を見て、男は思った。

まるで自分達は鳥籠の中に居る様だと…。



「千尋さん…どうしたんですか?」
「あら…なるほどくん…まだ帰って居なかったのね…」
「ええ…忘れ物をしまして…写真を見ていたんですか…?」

「…妹の写真よ…」
「…妹さんですか…きっと千尋さんに似てとてもお美しいんでしょうね!」
「………そうね…もしも真宵が元気だったら…」
「え…?」
「…失踪したの…突然…」
「す…すみません…ぼく不謹慎な事を…」
「いいのよ…」
「妹さん…いつ頃…」

「もう…居なくなって…7年…が経つわ…」

「…7年……ですか…」
「今なら17歳ね…」
「………」
「ごめんなさいね…急に湿っぽい事言ってしまって…けど犯人が誰なのかはもう分って居るの…あともう一歩なの…」
「…あの千尋さん!!…ぼくにも何かお手伝いする事があったら言って下さい!!」
「…なるほどくん…」
「…絶対に…妹さんを助けましょう…!!」

「…そうね……生きてるだけでも救いだと思わないといけないわね…」
最終更新:2010年03月26日 19:26