注意事項
*パラレルワールド
*生理ネタ
*変態ダルホドが幼女真宵を拉致監禁
*最初から最後までダルホドがただの変質者


 

日は沈み、再び昇る。
大空を漂う雲は悠然と流れ、雨を降らし、風が吹く。
時計の針が時を刻むが、時間の概念はこの空間に留まる二人には単調なリズムでしかない。

一人は過去のしがらみに囚われ、もう一人は未来を奪われた。
二人は前に進むことも。後へ戻ることも出来ず、ただ一点に留まっていた

はずだったが…

「きゃわああああああああああああ!!!!!!」
「真宵ちゃん!?ど、どうしたの!?」

少女の甲高い叫び声が古ぼけた家屋で響いた。
その後に慌ただしい足音が続いた。成歩堂が血相変えて慌てるのは今となっては珍しい。
足をもつれさせながら廊下を走り、襖を開けてみると、叫び声の主である真宵が布団の上で涙目になりながらへたり込んでいた。

真宵は裸だ。
正しくはこの家屋に住まう事になってから、服を着ている時間が少なくなった。
それでも真宵は人として、目が覚めると身だしなみを気にして服を着替え、就寝する前には寝間着に着替えるのだが、いつの間にか身にまとっていたはずの服が廊下や畳の上に無造作に置きっぱなしされる。
まだ青い少女に肉欲を求める男の手によって、脱がされてしまう。
その後繰り返されるのは、神経の全てを支配する快楽で、小さな身体が閾値を超えるのに時間はかからない。
目が覚めると今が朝なのか夜なのか分からない。
ただ理解できる事は、自分の身体の中に、もう一人の存在が入り込んできたという事だけ。
互いが互いを求め合う以外に、二人がこの世界に存在する意義はない。

そしてそれは今も同じだった。
トイレに行っていた真宵が、気が付くと布団で目覚めているような事態であっても。

「な…なるほどく…お布団が…」
しかし同じだったのはさっきまで、見慣れた天井が視界に入ると同時に、下腹部に熱い痛みが走り、重い上半身を無理に起こすとそこには異常とも言える事態が視界に入って来た。
真っ白な布団に残る…赤いシミ。

「真…真宵ちゃん…キミ…もしかして…」
成歩堂にとってもその事態は異常だった…しかし真宵ほどの混乱はない。
真宵の身に起こった「現象」を徐々に理解していくと、成歩堂の感情は明るくなっていった。

成歩堂は怯える真宵をよそに、布団をめくりあげ、華奢な足首を持ち上げた。
「きゃわっ!?」
真宵はバランスを崩して後ろに転がった、成歩堂に持ち上げられ、足は大きく広げられてしまった。
真宵の身体は今や、筋肉は落ち必要最低限の肉しかない。
軽くて小さい、人形のようだった。
しかし布団に残る赤いシミが、彼女が人形ではない事を物語っていた。

開帳させられ露わになった、小さな秘所を成歩堂はマジマジと眺め、一人で納得した。
確信を得た成歩堂は喜びを隠せない。日頃の飄々とした姿しか見ていない真宵にとっては逆に不気味な程に。

「…真宵ちゃん…生理が来たんだね?」
「せいり…?」
「ああ…真宵ちゃんは、大人の身体になったんだよ」
「………?」

真宵は家元の家系に生まれ神の遣いとして育てられた。
供子様の血を受け継ぐ巫女に、汚れ物を見せてはいけないと、侍女達は真宵には巫女にふさわしい教育のみを教えてきた。
真宵が外の世界だと思っていた場所、店もラーメンの屋台も全て里の中。
姉が弁護士を目指し里を出て初めて真宵は外の広さを知ったのだった。

成歩堂自身、一般常識はあれど、解剖的なメカニズムを知るはずもない。
真宵に一から自分の身に起こった変化を正確に伝えないまま終わったので、真宵の不安が収まる事はなかった。
しかしそれが病気ではなかった事は、成歩堂の表情を見れば一目瞭然だった。

「そうか…そうか…真宵ちゃんも…」
「びょーきじゃない?」
「ああ…むしろ今日は記念すべき日なんだよ?」
「記念日なの?」
「そうだよ…」

成歩堂に自分の恥ずかしいところを見せている事に、今の真宵は何の羞恥心もない。
むしろこの位ならいつも通りだ。
真宵が成歩堂に見せるのは前の穴だけではない、後ろの穴まで知り尽くされてしまっているのだから。

しかし眺めたままの顔を、血まみれのそこに埋めだした時にはさすがに真宵も驚いた。

「や!…はあああ!」
「真宵ちゃんの経血…」

真宵の壺に溜まる赤い血をすくい出すように、成歩堂は舌を沈めていった。
成歩堂の舌から、いつもの愛液とは違う錆の味が伝わり、生臭い匂いが口腔内に広がった。
じゅるじゅると吸い上げて行く姿はさながら吸血鬼だ。

「あ…ああああ…」

戸惑いながらも、秘所を刺激され真宵の身体はあっさりと開き切った。
成歩堂の舌がねっとりと入り込んで来ると、身体の奥深くから熱がこみあげて来た。
いつもなら強制的に開かれる其処が、今は自発的に熱を発している。

「か…からだの真ん中が、あついよぉ…」

成歩堂は黙々と真宵の経血を吸っている。
真宵の身体から出る全てのものを取り込んで行くように。
成歩堂のムスメが初潮を迎えた時、こんな衝動に駆られる事になることはなかった。
それどころか嫌悪感すら感じた。そのムスメの血はすなわち、自分を破滅へ陥れたとある人物の血が半分入っている事を意味するからだ。

「あ…あっ…!」
「今日はイクの早いね…」

真宵の膣内の小さな痙攣を合図に、成歩堂は秘所から口を話した。
話したせいで口に残っていた真宵の血が垂れ、成歩堂は慌てて舌で舐めとった。

小さい絶頂を迎えて通り過ぎた頃に、真宵は視線を成歩堂に向けた。

「お…おじさんの…バカ…」
「おじさん…ねぇ…」
「どうして、こんな…」
「イケナイ子だね…ぼくはおじさんじゃないだろ?」
「おじさんだよ…変態…あ…はぁ!?」

成歩堂は真宵の下の口に指を差し込み、上の口を喋れないようにした。
たやすく入り込んで行くと、真宵はのけ反った。

「ほら、なるほどくんて呼ぶんだ…」
「く…あ…はあ…いや…」
「それが抵抗になるとでも?」
「あ…ああああ!」

真宵は知っていた。
成歩堂が「なるほどくん」と呼んで欲しいのを…。
身体の全てを成歩堂に支配されてしまった真宵が、成歩堂に出来る唯一の抵抗がこれである事を…。
そして、そうすると成歩堂はより一層激しくその力を自分に叩きつける事も…。

しかし真宵には分からなかった。
いつもは無理やりにこじ開けられる自分の身体が、まるで自分から成歩堂の男を求めて開いている事に。

「う…あ…」
「生理中に入れたら…どうなるんだろ…」
「いや…」
「うーんどうしようかな?後ろにしておこうかな?」
「いや…」
「それは、どっちの嫌なんだい?」

身体が熱い。
その熱はいつもよりも濃厚だった。
真宵の身体の中で炎が燃え上がる。
ふと真宵の視界に赤いシミが移った。
そう自分の身体の中で巣食う炎は、こんな風に赤いに違いない。

何の知識もない真宵だが、自身の身体の変化を本能的に理解したようだ。
成歩堂の男を狂おしいほどに求めてしまう場所。
沸き起こる刺激が何を求めて身体の真ん中へたどり着くのか。

――あたしは、女になった


立ち止まる概念の中で、永久にとどまり続けると思われた二人だったが、思わぬところで時の流れを感じだ。
真宵の身体が大人の身体に成長していた。
モノトーンの空間の中で唯一栄える赤い血が、二人の時間を進めた。

 

最終更新:2011年04月29日 23:55