御剣×真宵で強姦もの
前も後も犯される
御剣で冷酷非道
バッドエンド



ここが何処で今が何時なのか、真宵には分らなかった。
それは、打ちっぱなしのコンクリートの壁に囲まれている為に外の景色が見えないからなのか、現在の真宵にそこまで考える程の思考回路が無い為なのか…。
真宵は革ベルトで後ろ手に縛られ、首輪から繋がった鎖は折りたたまれた膝に繋がっていて、無理やり開帳された状態で固定されていた。
完璧な拘束であるが、猿轡はされていない。小さな矛盾により、真宵の口からはか細い喘ぎ声が聞こえた。
息が荒く全身は汗ばんでいる。開帳されたそこは身体の中心から疼く熱で溶け出し愛液が漏れている。
真宵が寝かされている安っぽいベッドとは対照的に、そこに対面する様に繊細な装飾の施された高級なソファーが置かれ、真宵の様子を眺める男が一人。
こちらも、全裸に革ベルトの拘束具を装着させられている真宵とは対照的に、貴族を思わせる優美な真紅のスーツを身に纏っていた。

「…どうだ…薬の効き目は…」
「…ふ…は…」
「快楽で自分の状況を言う事もできないとは…」

男、御剣怜侍は失望だと言わんばかりに言葉を吐き捨てた。
真宵の右腕、肘窩には赤くはれ上がった内出血の跡があった。素人が無理やりその細い腕に注射をした事が伺える。
御剣の行動は矛盾していた。
まるで真宵が御剣の期待を裏切ったという表情をするが、そもそも真宵を監禁し、失神してる時に薬を投与し、拘束具を装着したのは御剣本人である。
完璧を求める師匠を持つこの男が、これら全てを完璧に計画し実行したにも関わらず、御剣はどんな期待をし、真宵はどの様にそれを裏切ったのだろうか…。

「早く挿れて欲しいだろう…」
「ふ…いや…」
「ふん…人を騙すペテン師どもめ…身体がこんな状態で何を見え透いたウソを…」

御剣は真宵の膨れ上がった秘芯を強く弄る…。
真宵の反応も全てこの完璧な男の計画通り。「捏造された証拠」を突きつけられる。
華奢な身体に不釣合いな革ベルトに付いた鎖が、真宵の動きに合わせて音を鳴らす。逃げようにも逃げられないが、真宵には逃げるという意識も薬の所為で薄れつつあった。

どうして自分はこんな所に…。
姉殺害の容疑を掛けられて弁護士さんに助けを求めた。
彼が事件の捜査へ向かったあと、拘置所に居たら、検事さんとその部下と思われる刑事さんに無理やり…。
そこから記憶が無かった。
一瞬で意識が飛んでしまったのだが、もしや何かを嗅がされたのかもしれない…。
しかし真宵には今の状態ですら把握しきれない。一瞬のその出来事を思い出すという運動を働かす事すら出来なかった。

「あッ!…いや…!」

御剣の指の動きに合わせてくちゅくちゅと音を鳴らすそこは、一層強く雌の臭いを強めた。
身体の中心から溢れる熱に真宵の意識はいよいよ支配されていく…。
無意識に疼き、花弁が動く。早くその口に肉を…と声にならない悲鳴を上げて居るようだった。

「早く欲しいのか…?」
「は…あ…」
「ならば…言うのだ『私の一族に霊能力など一切無い。嘘八百を並べ立て今まで多くの人間を騙し続けた。私達は代々に伝わるペテン師一族です』…と」
「な…!?」
「さあ…どうした…」

御剣の右手にはボイスレコーダーがあった。
もしも真宵がこの言葉を無理やり発してしまったら…彼はその証拠を使って何をするつもりなのか…。
しかしそれ以上に、一族の次期家元として誇りを持つ彼女は、その言葉を発する事をプライドが許さなかった。
口を硬く閉ざす真宵に、御剣はにやりとほくそ笑む。まるで、それも完璧な計画に入っていたとでも言うように。
御剣はカチャカチャとベルトを外し、ズボンを下ろした。下着をはいている状態でも、男の膨らみが分る。
薬で意識が朦朧とする真宵は、御剣が下着をずらす姿から目が放せない…放たれた男根は元気良く跳ね上がる。その姿がまるで活きのいい脂の乗った黒マグロにでも見えるのか…真宵は本能的に唾を飲み込んだ。
心の奥底ではこれから行われるであろう暴行に怯えるのに、身体の中心から疼く熱は欲望のままに肉を欲しがっていた。

しかし真宵の願いはどちらも聞き入れられなかった…。
御剣はベッドに乗っかると、拘束されて身動きの取れない真宵の尻を持ち上げ、見定める。御剣の視界に入る穴は2つあった。

「ならば致し方あるまい…」
「…ひ…そこは」
「人間以下の貴様には…生殖行為を行わせる事すら愚行!」
「ひ…あああああ…!!!」

真宵が待ち構える口とは違う…硬く閉ざされたもう一つの蕾に、御剣はぎちぎちと膨れ上げる男根をねじ込んで行く…。
真宵は悲鳴を上げる。
本来身体から残渣を排泄する場所であるのに、無理やり他人が入ってくるのは身体的にも精神的にも苦痛を生じさせた。
物理的な限界を向かえ、裂けた其処からは、まるで純潔を奪われた時の様に赤い血が滲み出る…。
真宵は身体を動かして抵抗するが、華奢な身体ではどうする事も出来なかった。

「あ…く…いたいよ…」
「ふん…奥まで咥え込んでおいて…まるで処女を奪われた少女の様な戯言を…」
「ひう!…いや…!…だめ…!!」
「貴様のその純粋を装う姿を、私が暴いてやる…」
「いや…いやああああ…」

御剣は律動を始める。
内臓を直結する振動に真宵は全身を強張らせる…。
しかし真宵の身体がそこに眠る性感に反応するのは時間の問題だった。
彼女の身体はすでに薬によって、快楽に支配されているからだ。

「う…ぁ…いや…」
「どうした…もう一つの口が厭らしい涎を垂らしているぞ?…」
「あ…ひ…いや…いやぁ…」
「これではまるで愛する男とまぐわって居る様だ…貴様の穴は全て欲情で汚れている様だ…この肉便器が…」

顔立ちの整った男の口から侮蔑の言葉が放たれる。その顔は実に楽しそうだった。完璧な計画はこの女と違い期待を裏切らないからだ。
本来なら男と結合する場所から愛液が垂れる…もしかしたらその口は与えられた快楽に本当に男と結合していると錯覚しているのかも知れない。
本来潤滑油として分泌されるそれが、真宵の身体に垂れ落ちる…すると結合した其処にたどり着き、結果本当に潤滑油として機能した。
一層動きが早くなると共に、真宵は一直線に駆け上がる。まるで子宮の与える快楽の様に…。
しかし実際に結合している場所はそこではない。モノ欲しそうに疼くそこは快楽ばかり与えられ、より一層肉を欲しがった…。
空洞を埋めて欲しいという欲求と与えられる快楽が相乗的に真宵の身体を支配していく…。

「あ…う…く…ああああああっ」
「ふん…もう達したか…下品な女だ…」

しかし通常、てっぺんを越えた身体は満足し欲求は薄らいでいくのだが…真宵の身体の疼きが治まる事はなかった。
雌の臭いは一層強くなり、女性器から放たれるそこがまだ欲求不満だと訴えた。
真宵の視線は定まらない。気が狂いそうな女の本能と男を知ったもう一つの穴の快楽が真宵を支配する。

「あ…あ…」
「どうだ…早くこちらに入れて欲しいだろ…」
「う…ほ…しい…」

ひくひくと疼く口に御剣の男をこすり付ける。真宵の頭には、肉欲しかない。
しかしまだ真宵の欲しいものは与えられない…。

「ならば…言うのだ…先程の私の言葉を一字一句違える事なくはっきりと分り易く…」
「あ…う…く…」

真宵に残る微かなプライドが涙と共に流れ落ちる…。
真宵は息を荒げて…御剣の男根を欲しがった。口にした言葉を真宵は理解しているのか…。
しかし御剣にとって真宵の意志も真意も必要なかった、只真宵の口から発する音声さえ手に入れば良かった。

「は――あああ――っ!!」

御剣は今度は真宵が本当に欲しがった場所に自身を埋め込んだ。
真宵の身体がおおきく反り返る。待ちに待った其処は肉をくわえ込んだだけであっけなく達した。
再び律動をする。真宵に、快楽を脳髄に刻み込ませる為に…。
真宵の意識は快楽に飲み込まれていく…焦らされた其処は待ち望んだ男を咥えこむ事しか考えていない。

真宵に判決が下された。
検事、御剣怜侍の完璧な捏造証拠を持ってすれば、法廷に立つ前から既に答えは一つしかなかった。

――――有罪。

綾里真宵は快楽という牢獄に生涯捕らわれ続ける事になる。
最終更新:2010年08月25日 02:55