※615からの流れを参考にしており、いくつかのレス内容そのまま頂いております。
※エロのみ。
※恐らく逆裁4前後のどこか。設定はとても適当。
※成歩堂の一人称形式。
※二人の間に子供あり。成歩堂が鬼畜でド変態で30代無職。

*****


「……ぃ……んぁ……っ」

ぼくの下で真宵ちゃんは必死に痛みに耐えている。
うっすらと汗ばんだ額に苦悶の皺を寄せ、耳まで赤く染めて固く目を閉じる姿はぼくの興奮をひどく煽った。
本能のまま、がむしゃらに動きたくなる衝動を押さえ込み、むしろゆっくりと真宵ちゃんの中を味わう。

『今度こそ女の子が欲しいから、今日は絶対イカないようにする!なるほど君も協力してよね!』

なんて言い放った真宵ちゃんの剣幕に圧され、性急に、ほとんど前戯なしに挿入させられたのがついさっきのこと。
無理やりこじ開けた真宵ちゃんの中はまだ固く、濡れてないせいで少し痛い。
初めて体を重ねたときみたいだな、なんて思って苦笑を漏らすと、真宵ちゃんが微かに目を開けてこちらを見ていた。
「な、るほど、くん……?」
「なんでもないよ」
そっと頭を撫でてやると真宵ちゃんは少しくすぐったそうな顔をした。

出会ってから約10年、体を重ねるようになってもう5年以上が経つ。
子供っぽさの残る少女の体はいつしか女性らしい丸みを帯び、特に子供を産んでからは胸や尻もずっしりと質感を増した。
肉が付いたね、なんて言って怒られたこともあったけど、
柔らかく成長した肢体は少女時代のほっそりしたそれとはまた別の良さがあってぼくは気に入っている。
真宵ちゃんの中も、固く締め付けてきた10代の頃とはまた違った、
柔らかく包み込むような感触が心地良いのに。
跡取り娘が必要だからって、入れてただ出せだなんて種馬扱いは正直少し面白くなかった。
そんなぼくの気持ちに気づかないのか、真宵ちゃんはじっとぼくを見上げる。潤んだ瞳で見つめられて一瞬息が止まった。
「なるほど君……イキそう?」
「……いやいやいや、まだ全然だよ」
答えて、じっくりとほぐすように中を行き来する。
女の子を産むために愛撫は禁止と言い渡されたけど、中で動くことに関しては特に言及されなかったし、
第一ぼくが気持ち良くならなければ子供を授かることだって出来ないしな。
そう心の中で言い訳して、ひたすら真宵ちゃんの弱いところを重点的に擦りたてた。
長い付き合いで彼女の弱点は全て把握している。浅いところでゆっくり動かして、
真宵ちゃんが気を緩めたところで大きくスライドする。
わざと動きを止めて真宵ちゃんが息を整えるのを待ち、整えきる前に最奥を抉る。
中がほぐれ、水気を帯びてくるまでにたいした時間はかからなかった。
「ぁ……っ、ちょ、ちょっと、な、なるほどくん……っ……」
耳まで赤く染めて、真宵ちゃんが必死で声を押し殺す。
既に真宵ちゃんの中はどろどろに溶け、いつも以上に熱くぼくのものを締め付けていた。
抗議を無視してひたすら真宵ちゃんを攻め立てる。
少しの間、粘着質な音と、真宵ちゃんの噛み殺した嬌声だけが室内に響いた。

ふと、悪戯心が沸いてぼくは真宵ちゃんの耳に顔を近づけた。
「凄いね。きみの中、いつもよりずっと熱いよ」
ほら聞こえるだろう?と囁くと、すすり泣くような声で
「やめて……」
とだけ返し、真宵ちゃんは唇を噛みしめる。
その姿がまたぼくの劣情を呼び起こす。
見た目はすっかり大人の女性なのに、恥らう表情は少女の頃のままだ。
さっきの意地悪な気持ちがまた鎌首をもたげ、そっと耳元に唇を寄せた。
「『女の子が欲しいから今日は感じないようにする!』じゃなかったのかい?」
「や、あぁ……!言わな……でぇ……」
泣き出しそうな声にぼくのものが一層硬度を増す。
「はは、大丈夫だよ。ぼくも協力は惜しまないからね」
笑顔で動きを止めてやる。そのまま身じろぎせずにいると、真宵ちゃんは戸惑いの表情を浮かべた。
「ほら、イカないようにしないと」
「う、うぅ……」
汗に濡れて上気した顔が泣きそうに歪み、次第に俯いていく。上り詰める途中で焦らされて、かなり辛そうだ。
けれどその声も表情も、ぼくの劣情を煽るだけで……実のところこの状態はぼくとしても結構辛い。辛いが、弁護士はピンチの時ほどふてぶてしく笑うものだ。
と、そう教えてくれた師匠の妹をぼくはこうして散々弄んでいるわけで、
当の本人にバレたら怒られるどころじゃ済まないな……。
そんな風に気を散らしてイクのを我慢していると、いつしか真宵ちゃんの腰が少しずつ動いていた。

「……っ……んぅ……ぁ……」
無意識なのだろう。蕩けた瞳で、一生懸命にイイところを探す真宵ちゃんはひどく色っぽかった。
亡き姉を髣髴とさせる美しい顔に、苦悶とも喜悦ともつかない表情を浮かべ、
必死でぼくにしがみついてぎこちなく腰を揺らす。
(うう……カワイイなあ……)
我ながら変態くさいとは思うのだが、真宵ちゃんの嫌がる姿を見るとつい興奮してしまう。
普段は押しが強くて時々ナマイキで、しょっちゅうぼくを振り回している癖に、こういう時だけは従順で恥じらい深くなる。
そのギャップがたまらないし、いつもの立場を逆転しているようでなんだか少しだけ嬉しい。
それに何より羞恥に悶える真宵ちゃんは本当に可愛らしかった。
(とても子供がいるようには見えないな……)
子供たちの前でお母さんしている真宵ちゃんもいいけど、
やっぱりぼくの前で……ぼくの前だけでこうして乱れてる真宵ちゃんが一番好きだ。
「なるほど君、ねえ、お願い……お願いだから……ッ」
我慢できなくなったのだろう。目に涙さえ浮かべてか細くオネダリをしてくる。
その姿にぼくの心臓が大きく跳ねた。
そのまま感情の昂ぶりに任せて突き上げる。お互いの息が荒くなる。真宵ちゃんの中が締まる。
無意識になのか背中に回された細い腕に、心地良さと愛しさを感じる。
「イクよ……」
真宵ちゃんは必死で首を振る。刹那、最奥まで突き上げて、欲望の証をぶちまけた。
それに反応するように真宵ちゃんの中もぎゅっと締まる。
最後まで余さず中に注ぎ込むと真宵ちゃんが細く息を吐いた。

「はは、イっちゃったんだね?」
「……なるほど君のエッチ!スケベ!ヘンタイ!オニ!アクマ!アクダイカーン!」
隣に寝転んで軽く頭を撫でてやると、涙声で顔といわず体といわずばしばし叩かれた。うう、結構イタイぞ。
「悪かったって……そんなに拗ねないでくれよ」
「もう知らない!」
どうやらかなり怒らせてしまったみたいだ。ぷいと背中を向けてしまった真宵ちゃんの小さな体を後ろから抱きしめる。
「調子に乗ってごめん。でもさ、子供なら男の子でも女の子でもいいじゃないか。
どちらでも可愛いし、無理に産み分けることはないって」
「それはそうだけど」
「そのうち女の子も出来るよ。無理する必要はないだろう?」
「そう言ってもう4人続けて男の子だったじゃない……」
「うう、ま……まあ大丈夫だよ。真宵ちゃんはまだ若いしそのうち出来るさ」
「なるほど君はもう若くないけどね」
「ぐっ……」
さらっと放たれたキツい一言に心を抉られる。確かにぼくは若くないし30代無職だけど。
「真宵ちゃんの為ならたとえ火の中、水の中、だからね。
いくらでも頑張れるよ」
「……なるほど君のエッチ。スケベ」
呟いて、腕をほどくと真宵ちゃんはくるりと振り向いてぼくの胸の中に飛び込んできた。

俯いたままの真宵ちゃんをもう一度抱き寄せる。
「……も」
「ん?」
「あたしも……なるほど君の赤ちゃんなら、何人産んでもいいよ」
今日みたいなのはもう嫌だけどね。そう付け加えてぼくを抱きしめてきた。
その仕草にどうしようもなく愛しさがこみ上げてくる。
「まったく、真宵ちゃんには敵わないなあ」
「まあね、なにしろ家元で元影の所長でお母さんだからね」
「関係あるのか、それ」
二人してくすくす笑いあい、軽く口付けを交わす。

「女の子が生まれるまで頑張ってね、パパ」

最終更新:2011年07月19日 14:01