物体具象化(;Concretization of the object)


目次


1.使用能力者(能力保有者)



2.能力の概要

  • 頭に思い描いた物体を現実のものとして顕現させる能力。
  • 気を集中させて具象化させるため、集中力が途切れると瞬く間に形を失い消えてしまう。
  • 現在のところ、『the new WIND』シリーズでのみの設定となっている。作中で田中は自らの能力を、道重さゆみの使役する闇に対抗するかのような光の刃(ブライト・ソード)を具象化するまでに成長させた。刀以外の物体を具象化できるかどうかについては、言及されていない。


3.能力の描写

  • 紹介するのは一部ですのでご了承ください (※左下の[+]をクリックすると本文が開きます)
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田中れいなは喫茶リゾナントの地下にある鍛練場にひとり佇んだ。
大きく息を吸って、長めに吐く。
なんどかそれを繰り返し、すっと目を閉じた。
自分の呼吸に集中し、体の中心に己の“気”を集める。
流れるそれを感じるように、耳を澄ませ、開いていた心の扉を閉じる。

徐々に体が熱くなっていくのを感じ、今度は右手に意識を集中させた。
れいなの周囲の“気”が、れいなの右手へと集まってくる。
それを乱さないように、心は閉じたまま、じっと右手のみに感覚をもっていく。

頭の中で、完成のイメージ像をつくる。
最初に浮かんだそのイメージと合致するように、もっと具体的に、太く、濃く線を描く。

不定形だった気が、徐々に、ある形を成していく。
れいながそっとそれを握り締めると、確かに感触があった。

深く息を吐き、右手を見つめると、そこには立派な『刀』が握り締められていた。

                     『the new WIND―――久住小春』より

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